2011-09-02

ヨコハマトリエンナーレ2011のレポート・その1

専修大学のインターン生の松本です。


8月31日にヨコハマトリエンナーレ2011をインターンの一環で観てきました。

これは3年に1度開催される現代アートの国際展で横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫やその周辺のいくつか会場で催されています。

横浜美術館の入り口でお出迎え



展示作品のポストカード

「さっき同じ題名の作品あったな」と思ったら、1~3Fに跨った作品や、ある方向からは何もないように見える作品などは、説明文が極力抑えてあり、観る人自身が気づくことように展示してありました。


「見えた!」「わかった!」という感覚は素直に嬉しいものです。



音楽や照明を使った作品、「どこからどこまでが作品なの?」という作品や、手で触ることのできる参加型の作品、「え?」というものまで色々ありました。

字が書かれた石鹸を参加者が好きに並べられる



これまで、「知識がないから、せっかく観てもわからないだろう」と避けていたため、この催しが美術館デビューでしたが、行ってみると難しく考える必要はなかったなと思いました。知っていれば勿論面白いのでしょうが、知らなくても、作品観たときに全く何も感じないということはありませんし、また、今回のように多くの人が楽しめるよう工夫された企画は美術をより身近に感じられ、「アートを観よう」というきっかけになるかもしれません。




作品の材質やスケール、雰囲気は実際に体感するのとパンフレットの写真とでは印象が全く違いました。一瞬を切り取ったというのではなく、なんというか“生きている”という感じがしました。





作品の展示の仕方で、(身近にありそうなモノが)アートらしく見える場合もあったことから、自分が気づくか否かの問題で、アートは必ずしも非日常的なものではなく、日常の延長、もしくは日常の中にあるのかもしれないなと思いました。



そして、展示の仕方が違えば、受け取る印象が大きく違っただろう、と今回観て思ったので、展示自体も作品の一部になり得るのだと認識が変わりました。



今回、思いがけず行くことができて良かったです。以前買った美術館特集の雑誌がこれから活躍しそうです!



皆さんも、ヨコハマトリエンナーレ2011は会期が11月6日までなので、お時間があれば一度訪れてみるといいかもしれませんね。



0 件のコメント:

コメントを投稿