2011-09-04

復興支援メディア隊 レポート「BS、媒体」

復興支援メディア隊」として、 
都内にて、仙台隊長の千葉さんとミーティングをしてきました。
大変多忙な方で、一日に何人もと、何件もの打ち合わせをし、
今日は終わった後に仙台へ帰る・・・
という過酷スケジュールを爽やかに軽やかにこなしています。
彼の1日は、本当に同じ24時間なのだろうか??と、疑問です。
そういう方にお会い出来るのは、とても貴重で、こちらもパワーを頂きます。
ありがとございます!

色々お話をしている中で、
BS12にて放送中の(毎週土曜27:00〜28:00(日曜の早朝3:00〜4:00)に
放送(※翌週は再放送))復興支援ドキュメント「未来への教科書-For Our Children-」
のことが話題になりました。
実は、千葉さんは 8/20(土) 再8/27(土)に放送した、
第六回:「気仙沼・唐桑 漁業復興を目指して」に登場するのですが、
番組を観ていた方から、たくさんのお問合せや応援のメッセージが届いているそうです。
千葉さんだけでなく、同じく登場している東北大学の学生2人も同じことをおっしゃっていました。




 










この番組は、毎回テーマが異なりますが「現地の方の声をそのまま届ける」という点は基本は崩しません。
第六回の放送では、「新しい物流の開拓」をテーマに、
漁師さん、漁師さんを支援する学生、学生を支援し、物流のポイントとなる出口を作る千葉さんという3者の立場からお話を頂きました。
1つのテーマで、異なる視点。
観て下さった方も、じっくり1時間かけて、考えられたのではないかな?と思います。

震災直後の様子からスタートし、
現地では、前に進もうとする姿勢にたくさんお会いします。
どんどん、新しいことが始まっています。

新たにことを成そうとしたとき、立ちはだかる問題は少なくありません。
復興支援メディア隊の活動が、ほんの少しでも、解決のきっかけになればと思います。

2011-09-02

横浜トリエンナーレ2011のレポート・その2

専修大学インターン生の小田です。先日横浜トリエンナーレにいってきました。

横浜トリエンナーレ
3年に1度開催される日本を代表する現代アートの国際展。
2001年に始まり、2005年、2008年に開催されました。
10年目の節目となる今回は、「みる」「そだてる」「つなげる」の理念のもと、
各種関連プログラムを開催。
主会場…横浜美術館・日本郵船海岸通倉庫




印象に残った作品
Tracking Happiness2009 Mircea CANTOR(1977,ルーマニア生まれ)
これはビデオ作品で、白い砂漠のような世界の中、白い服をまとった女性たちが
自分の前に残された足跡を黙々とほうきで消していく..
女性たちは白い砂の上をはだしで歩いているので、自分の足跡も残っていく。
そのあとを、またあとからくる女性がほうきではく。
最初はまっすぐに歩いていくが、次第に輪のかたちになって歩く。
もちろん、ほうきをはきつづけながら。
女性たち以外には、ほかの動植物も建造物もみあたらない。

作品詳細はこちら

自分のまえにある足跡を掃いてきれいにしたつもりなのに、
気づかないうちに自分も足跡を残してしまう。
そして、次にくるひとも延々と同じ行動を繰り返す。
こんな作品をみて、歴史や戦争に対してにもふり返させられるが、
変化がすくない何の変哲もない日常生活が頭にうかんだり
最近よく同じような失敗を繰り返す自分やその尻拭いをしてくれる友人をみている気も
しました。そして、またもう一度視座のお話も思い出しました。

全体的にも、絵画・像・映像作品から来場者参加型、更にはめの前でパフォーマンス
といった色々な種類の作品をみれたのでとてもよい機会でした。
また美術館は久しぶりだったので、とても刺激的な一日でした。

ヨコハマトリエンナーレ2011のレポート・その1

専修大学のインターン生の松本です。


8月31日にヨコハマトリエンナーレ2011をインターンの一環で観てきました。

これは3年に1度開催される現代アートの国際展で横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫やその周辺のいくつか会場で催されています。

横浜美術館の入り口でお出迎え



展示作品のポストカード

「さっき同じ題名の作品あったな」と思ったら、1~3Fに跨った作品や、ある方向からは何もないように見える作品などは、説明文が極力抑えてあり、観る人自身が気づくことように展示してありました。


「見えた!」「わかった!」という感覚は素直に嬉しいものです。



音楽や照明を使った作品、「どこからどこまでが作品なの?」という作品や、手で触ることのできる参加型の作品、「え?」というものまで色々ありました。

字が書かれた石鹸を参加者が好きに並べられる



これまで、「知識がないから、せっかく観てもわからないだろう」と避けていたため、この催しが美術館デビューでしたが、行ってみると難しく考える必要はなかったなと思いました。知っていれば勿論面白いのでしょうが、知らなくても、作品観たときに全く何も感じないということはありませんし、また、今回のように多くの人が楽しめるよう工夫された企画は美術をより身近に感じられ、「アートを観よう」というきっかけになるかもしれません。




作品の材質やスケール、雰囲気は実際に体感するのとパンフレットの写真とでは印象が全く違いました。一瞬を切り取ったというのではなく、なんというか“生きている”という感じがしました。





作品の展示の仕方で、(身近にありそうなモノが)アートらしく見える場合もあったことから、自分が気づくか否かの問題で、アートは必ずしも非日常的なものではなく、日常の延長、もしくは日常の中にあるのかもしれないなと思いました。



そして、展示の仕方が違えば、受け取る印象が大きく違っただろう、と今回観て思ったので、展示自体も作品の一部になり得るのだと認識が変わりました。



今回、思いがけず行くことができて良かったです。以前買った美術館特集の雑誌がこれから活躍しそうです!



皆さんも、ヨコハマトリエンナーレ2011は会期が11月6日までなので、お時間があれば一度訪れてみるといいかもしれませんね。