Earth Voice Project



■ Earth Voice Project とは・・・


日本は今、自分の商品の素晴らしさをアピールすればするほど、顧客の信頼性が下がるという時代に入ってきました。これを専門的には「コントロールとクレディビリティ(信頼性)がトレードオフの関係にある」と表現します。
これは、お金をかけてPR(イメージコントロール)をしても効果が望めなくなったということです。
今、一番社会に求められているのは「信頼性」なのです。この信頼性をステークホルダー(顧客、求職者、地域等)といかに築くかが、これからの時代に求められる企業の情報戦略の柱になります。
信頼性は「共感」する過程を共有する事で築かれます。 
これからは「文化=物語」が「市場」を生み出す時代です。文化とは感覚の共有です。
それは、自然発生する共感から生まれます。遠くはなれた地域の人同士が共感を生み出すには新しい時代に即したメディアが必要です。そこで、私たちは地域情報を「序破急」という「型」を用いて映像メディア化するプロジェクトEarth Voice Projectを始めました。
「序」1-3分程度 予告編的役割 EmotionalConnectionを形成し、共感を生む。
          (携帯やWEB デジタルサイネージ等での配信が可能なもの)
「破」3-10分程度 本編的役割 動画を加え信頼性を高める。
          (ネット配信、美術展等で展示が可能なもの)
「急」30分以上 最大のコントロールと最大のクレディビリティの創出が可能
          (ホール上映やテレビでの配信が可能なもの)
1つのトピックを3つの異なった「型」を用いて表現することにより、より多くの人たちのまずは感覚に訴え、それを共有し「文化」を生み出す、そしてそれが流通を生み出す仕組みです。そこには、メディアを担う人たち=地域の人たちという特徴があります。 地域の人たちが映像制作を学んでメディア力をあげると、メディアを視聴する能力も高まります。結果、質の高い情報を社会に流通させることにもつながります。
そこで、企画、撮影、編集、流通までを一括して地域の人たちの手で行えるようにするための人材育成(グローカルメディアプロデューサー講座)も同時に進めます。例えば、1分間程度の短い映像は携帯でも配信できると同時に、全くの素人でも挑戦しやすいものです。まずは 「序」で映像の基本を学び、「破」は中級、「急」ではプロと一緒に長編に挑戦、と言った具合に、映像制作の学びにも「序破急」という「型」を用いてアプローチします。